2018年9月25日

平成30年度「機能性農産物等の食による健康都市づくり支援事業」スタート


農林水産省「機能性農産物等の食による健康都市づくり支援事業」の採択を受け、
「柿」の機能性に着目し、事業を進めています。

H30年度最初の「健康増進プログラム企画部会」を開催し、
参画企業・団体から、各領域において専門的知見を有する方々を委員として招聘しました。
3か年事業の最後の年である今年度の事業の具体的な成果目標として以下を目指します。

  • 一次加工品の開発
    ☑H28,29年度より中食・外食・学校給食等で柿料理の普及展開を図った結果、さらなる普及の為には一次加工品の開発が必要であると判明。
    ☑真空包装、透明パック包装したカット柿や、皮むき・種取・6等分程度のカット柿、柿ピューレ(皮むき、種取後ミキサー等で粉砕)の開発を想定。
    ☑調理等の現場の負担軽減といった働き方改革の一助になることを期待。
  • 地域農産物や加工品のさらなる付加価値向上
    ☑機能性という付加価値に加え、商品のデザイン性を高めることで、加工品の付加価値をさらに向上。
    ☑加工品の普及・販促先の拡大によって、旬の時期にしか利用できないという隘路解消につながり、通年利用による消費拡大を期待。
  • 機能性のエビデンス整理
    ☑詳細な機能性物質の成分分析および評価、機能性物質の含有量のバラツキをみる定量分析を実施。
  • 地域と連携したインパクトある普及拡大
    ☑協議会を通じた3次産業での商品展開を強化し、これまでに開発したメニューを積極的に活用してもらうことで地域への大規模展開・普及浸透を図る。

各委員からは以下のような意見及び感想が出されました。
・昨年度、柿の販売金額が久しぶりに17億を超えた。現場にも活気が出ている。
・柿ピューレなど一次加工品の需要が高まっている。販路をさらに広げていきたい。
・柿商品の開発に携わった際、原料を確保することが大変であった。原料そのものの、処理、加工、保存といった体制を整える必要がある。
・商品開発では柿単体でなく、柿をベースとして他の食材と組み合わせることで個性が出、付加価値が生まれるのではないか。

上記を踏まえ、各企業、団体と協力関係を築き、協議会一丸となって地域農産物の積極的活用を目指します。

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